夏越の大祓について

早いもので2021年ももう半年が経ちます。あまり実感は湧かないかもしれませんが、6月が終わるということは一年の半分を過ごしてきたということ。

神道においては一年の半分の間にも人間生きていれば外から良くないもの(罪・穢れ)が勝手に自分自身へ蓄積されるとされています。

また、四季折々の情景を楽しませてくれる日本の気候において6月というのは高温多湿で衛生状態を保つのも難しく、疫病が流行りやすい時期でもありました。現代においては手に取るものの状態が悪いということはありませんが、「毎日を健康で明るく」と願うのは世の常ではないでしょうか。

全国の多くの神社では6月の末に「夏越の大祓」という神事が斎行されます。

茅の輪という境内に設置された茅(ちがや)で作られた輪を「水無月(みなづき)の 夏越(なごし)の祓(はらえ)する人は 千歳(ちとせ)の命 延(の)ぶといふなり」と言いながら左、右、左と三度くぐり、人形(ひとかた・ひとがた)で身体についてしまった罪・穢れを拭くようにして移し、その人形を流す、もしくはお焚き上げをして半年間の罪・穢れを祓うというものになります。

6月は楽しみな夏の前の梅雨でジメジメしているだけ。としか意識はなかったかもしれませんが、一年の半分なのだと改めて意識をして、雨でおうち時間がより一層増える6月に一年の残り半分をいかに過ごすかを少しだけ考えてみるのもいいかもしれません。

当宮でも6月最終土日に大祓式を斎行致します。

前橋八幡宮 大祓式

日時:6月26(土)、27(日) 16時~

初穂料:千円

※そのほかの時間にご希望の方はお声がけ下さい。

茅の輪は6月30日まで境内に設置しております。どなたでもおくぐりいただけます。

人形のみの奉納は300円を納め所または社務所まで納めてください。ミニ茅の輪も500円にて頒布いたしております。不明点や知りたいことなどございましたらお気軽にお声がけ下さい。

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